「今月の主役!」の番外編!書道について掘り下げてみた。

2015/02/18

こんにちは!

広報の大野です。

今回は、皆さんの役に立つかどうかはさておき、
前回の「今月の主役!」でご紹介した、師範のA.Sさんから書道の話を聞き、
あまりにも個人的に感動したので、書道についてお伝えしたいと思います。


そもそも、書道作品には
「漢字作品」と「かな作品」というものが存在してるってご存知でしたか?
私は恥ずかしながら、好きな字を書けばいいと思っていたので、全く存じませんでした。

「漢字作品」はその名のとおり漢字だけですが、
「かな作品」は紫式部のような「かな」の詩を、好きな漢字をあて字したりして書くんだそうです。
漢字の意味が詩の意味と全然違っていてもいいそう・・・。

A.Sさんの「かな作品」はこちら

080704_0845~01.jpg

墨や紙なんかもそれぞれに専用のものがあるそうで。

A.Sさん曰く

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漢字用の紙は、手漉き、機械漉きとどちらもあり、かな用紙に比べ、にじみやすく、裏に染みます。
その為、書き終わったら、長らく放置しないといけません。
にじまないよう、濃墨汁を使うと良いです。

逆に、かな用紙は、機械漉きが主になり、化学繊維を使ったものが多いため、
ほとんどにじまず裏に染みることもありません。
書き終わってすぐに畳の上に広げても、畳を汚すことはありません。
墨も、薄いものでも問題なく、伸びの良いものが相性が良いです。

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ということで、墨も「かな」の方がさらさらしてるそう・・・。
これだけでも奥の深さが味わえますね・・・。


今回はA.Sさんの得意な「漢字作品」の掛け軸の方に注目したいと思い、
実際に持ってきて頂きました。

DSC07668.JPGのサムネイル画像

ちなみにA.Sさんが決めた詩は
「萬事花下の酔に如くはなく百年渾て夢中の狂に似たり」 
(何事も花の下で酔うにこしたことはなく、人生は全て 夢の中に狂うのと似たようなものだ。)
こちらは読み人知らずですが徳川慶喜が書いたことで有名になった詩だそうです。
意味がすごくいいと思った上に「花」「酔」「百」などの書きたい漢字が沢山あったからだそうです。

※同じ詩で画像検索すると沢山の方の作品が見れますので違いを楽しむこともできますよ!

そしてところどころにある字のかすれ。
墨が足りなくなってしまってかすれてしまったわけではないんですよ!


こちらもA.Sさんから詳細を頂きました。

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作品は、最初に作る際に、墨継ぎの場所を決めた上でつくり始めます。
今回の漢詩であれば、「萬」「酔」「似」の3文字です。

徐々に墨が足りなくなっていくところを、あえて書き、
かすれが出るのが良しとされています。

かすれと言うものは、墨と筆でなければ出すことはできません。
かすれ線にも、当然良いかすれ、悪いかすれが存在し、
ここでは、そのかすれ具合も計算した上で、作品作りを行っています。

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ということで。
かすれまで計算して書かれているなんて驚きですね・・・。

よく見ると紙にも模様があります。
聞く所によると、墨や紙にも沢山の種類があり、
中には1枚1万円以上もする紙なんかもあるそうです。。。

紙だけではなく、台紙となる布から、淵どられた糸の色、軸先まで・・・
すべてがそろって作品になるわけですね。

DSC07670.JPGのサムネイル画像

上の写真はA.Sさんが先生に付けて頂いた雅号(がごう)だそうです。

■雅号(がごう)とは、文人・画家・書家などが、本名以外につける風雅な名のことである。
(ウィキペディア引用)

だそうで・・・。

風雅な名前・・・。なんだかとにかくかっこいいですね。

正直、私は今まで書の掛け軸などに興味がなかったのですが、
書く人によって文字もまったく違うものになりますし、
同じ風景を書いても同じ絵がないように、同じ字を書いても全く同じにはならないんですね。

少し字を書くことや見ることの楽しみ方がわかった気がします。


A.Sさんも

「自分が上手いか下手かより、好きか嫌いか好みがある。そのへんは絵と一緒かも」
と言っていました。

とはいえ、書道で師範になるのはとても大変なことです!!!!
もしも、私がA.Sさん所属の書道会に入ったとして、
元から字がうまく、とても頑張り初段から始めたとしても5年はかかるそうです。

ちなみに私は字が下手なので、確実に15年以上はかかると思います。

師範試験も楷書・行書・草書の他に論文まで必要だというのだから
生半可な気持ちじゃできませんね・・・。


こちらがA.Sさんが師範になられた時の作品です。


shihan.jpg

現在はキーボードで打ち込めばどんな字でも綺麗に出すことができますが、
やはり人が書いたものには温かみや味がありますね。

綺麗な字を学び、時には筆で手紙を書くのもいいかもしれません。
WEBサイトに手書きの文字を取り入れてもいいですね!

nenga02.jpgのサムネイル画像

※過去メタフェイズ年賀コンテンツより、A.Sさんの文字です。


さて、今回は完全に私の私感でお伝えしたかった内容となりましたが、いかがだったでしょうか?
少しでも私が感じた感動が、皆様にも伝われば幸いです。


それでは今回はこの辺で?♪

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